

運輸多目的衛星用衛星航法補強システム(MSAS)信号の送信について
平成19年 9月27日
国土交通省航空局では、航空機がGPSの測位情報を利用して安全に航行できるようにするため、運輸多目的衛星用衛星航法補強システム(MSAS:MTSAT
Satellite-based Augmentation System)の整備をすすめて参りました。
MSASは、地上に設置された受信局でGPS信号を受信し、信号に含まれる誤差を補正するためのGPS補強情報を作成し、赤道上空3万6千qの軌道上にあるMTSAT(Multi-functional Transport Satellite)を経由して航空機に提供する航法システムです。
MSASが生成する補強情報には、GPS衛星自身に起因する誤差を補正するための情報、GPS衛星からの信号が電離層を通過する際に発生する遅延誤差を補正するための情報、及びGPSと同様な測距情報などが含まれており、これらを利用することでGPS測位の精度・安定性・信頼性が飛躍的に向上し、極めて高い安全性が要求される航空機運航においても主要な航法手段として利用することができるようになります。
平成17年2月26日にMTSAT-1Rが、平成18年2月18日にはMTSAT-2がそれぞれH-UAロケットにより打ち上げられ、所定の静止軌道に投入されました。MSASはこれら2つの衛星から試験信号を送信しながら、性能が最大限発揮できるようシステムの最適化を図るとともに、MSASが生成するGPS補強情報が所要の性能、安全性を満足していることを確認するために様々な試験をかさねてきました。
これらの試験はすでに完了し、MSASが提供する情報を航空機が安全に利用できることが確認されました。その後運用開始に向けて必要な手続き等がすすめられた結果、平成19年9月27日に試験信号から正式な信号への切換を行い、MSASの供用を開始しました。
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